Claude Codeのデスクトップ版を入れて、ちょうど2週間。
正直なところ、まだ毎日触っていて「これ、なんだ?」と首をかしげる機能に出会う毎日だ。
昨日、ネットで何気なく調べ物をしていたら、Claude Codeには「Skills」という機能があるらしいと目にした。
何だそれは、と思ってAnthropicの公式ドキュメントを開いてみた。
読み進めるうちに、「これ、40代の僕みたいなAI初心者こそ使うべきやつでは?」と思えてきた。
この記事は、同じように「Skillsって何?」と検索してここに辿り着いた人と、2週間目の僕自身のための学習ノートだ。
中身は、Anthropic公式ドキュメントで確認できた内容だけで構成している。
なお、僕が使っているのはClaude Codeのデスクトップアプリだ。ターミナル(CLI)版ではない。記事の説明もデスクトップアプリを触っている人を想定して書いている。
先に結論。Skillsを3行で
- SKILL.md というファイルを1つ書けば、Claudeに新しい技(スキル)を教えられる機能
- CLAUDE.mdと違い、SKILLの本文は使う時だけ読み込まれる(公式ドキュメントの原文どおり)
- 最初からいくつかの「組み込みSkills」が用意されているので、作らなくてもすぐ使える
ここから、公式ドキュメントで確認できた内容を、Claude Code初心者の僕なりに噛み砕いて書いていく。
Skillsって、そもそも何なのか
Anthropicの公式ドキュメントには、こう書かれている。
Skills extend what Claude can do. Create a SKILL.md file with instructions, and Claude adds it to its toolkit.
引用元:Claude Code Docs – Skills
直訳すると「Skillsは Claude ができることを拡張する。SKILL.md というファイルを手順付きで作れば、Claudeのツールキットに追加される」となる。
噛み砕くと、「Claudeに『こういう時はこう動いてね』という取扱説明書を1枚渡す」ような感覚だと僕は受け取った。
デスクトップアプリでSkillsはどう呼び出すのか
公式の「Get started with the desktop app」ページには、デスクトップアプリでSkillsを使う方法が次のように書かれている。
Use skills for repeatable tasks. Type
引用元:Claude Code Docs – Desktop Quickstart/or click+→ Slash commands to browse built-in commands, custom skills, and plugin skills.
つまり、デスクトップアプリでは次の2通りでSkillsを呼び出せる。
- プロンプト入力欄で
/を打つ → 使えるSkillの一覧が出る - プロンプト入力欄の
+ボタン → Slash commands を選ぶ → 一覧から選択する
もう一つ、公式ドキュメントには重要な記述がある。
Desktop runs the same engine as the CLI with a graphical interface. You can run both simultaneously on the same project, and they share configuration (CLAUDE.md files, MCP servers, hooks, skills, and settings).
引用元:Claude Code Docs – Desktop Quickstart
デスクトップ版とCLI版は同じエンジンで動いていて、設定も共有している——公式がそう書いている。だから、CLI版向けに紹介されているSkillsも、デスクトップアプリで基本的に使える、と読める。
何が嬉しいのか——CLAUDE.mdとの違い
Claude Codeを使っている人なら、CLAUDE.md という「Claudeに常に読ませておくメモ帳」の存在を知っているかもしれない。
公式ドキュメントには、SkillsとCLAUDE.mdの違いが次のように書かれている。
Unlike CLAUDE.md content, a skill’s body loads only when it’s used, so long reference material costs almost nothing until you need it.
引用元:Claude Code Docs – Skills
つまり、SKILLの本文は「使う時だけ」読み込まれる。
長いリファレンス資料をCLAUDE.mdに書いておくと毎回全部読まれてしまうが、Skillsにしておけば必要な時しか読まれない、という違いだ。
公式ドキュメントは、Skillsを使うべきタイミングとして次の2つを挙げている。
- 同じチェックリストや手順を何度もチャットに貼り付けているとき
- CLAUDE.md の中身が「事実」ではなく「手順」に育ってきたとき
つまり、「長い手順書はSkills、短いルールはCLAUDE.md」という使い分けが公式で想定されているようだ。
Skillsはどこに置かれているのか
公式ドキュメントによると、Skillsは置く場所によって使える範囲が変わる。
| 置く場所 | パス | 使える範囲 |
|---|---|---|
| Enterprise(組織) | 管理者設定 | 組織の全ユーザー |
| Personal(個人) | ~/.claude/skills/<スキル名>/SKILL.md | 自分の全プロジェクト |
| Project(プロジェクト) | .claude/skills/<スキル名>/SKILL.md | そのプロジェクトのみ |
| Plugin(プラグイン) | プラグイン配下 | プラグインが有効な場所 |
同じ名前のSkillが複数の階層に存在する場合、Enterprise > Personal > Project の優先順位で適用されると公式ドキュメントに明記されている。
最初から入っている「組み込みSkills」
ここが僕にとってありがたい発見だった。
公式ドキュメントには、Claude Codeには最初からいくつかのSkillsが組み込まれている(公式表記では “bundled skills”)と書かれている。具体的には次のコマンドが挙げられている。
/simplify/batch/debug/loop/claude-api
また、/init /review /security-review も Skill 経由で使えると明記されている。
各コマンドが具体的に何をするかは、公式の コマンドリファレンス を参照してほしい(僕もこれから読むところだ)。
試しに /simplify と打ってみた
記事を書きながら、デスクトップアプリのプロンプト入力欄で /simplify と入力してみた。
結果、Claude CodeはこのコマンドをSkillとして受け付け、コードレビューの手順を展開する反応を返してきた。
ひとまず、デスクトップアプリでも組み込みSkillsはコマンドとして反応するところまでは確認できた(コードレビュー自体は今回は走らせずに止めた)。
43歳・財務経理の僕が使えそうな場面
1. 月次決算のチェックリスト
毎月、決まった順番で確認する項目がある。
「仕訳の総額確認」「経費伝票の整合」「予実差異の洗い出し」——いつも同じ手順。
これを /monthly-close みたいなスキルにして、毎月始めにClaudeに投げるというのは、できそうな気がする。
2. 稟議書の骨子作成
うちの会社には、稟議書のお決まりの形式がある。
「背景・目的・効果・コスト・リスク・代替案」のような流れ。
これも /ringisho みたいなスキルで、要点を投げたら骨子を返してくれるという使い方ができそうだ。
3. 会計用語の解説(後輩向け)
若手に「リース会計って何ですか?」と聞かれた時、毎回一から説明するのは疲れる。/accounting-term みたいなスキルを作れば、相手の理解度に合わせた説明文を毎回サッと用意できるかもしれない。
どれも、「同じパターンを何度も繰り返している仕事」に刺さる気がする。
財務経理の仕事は、振り返るとその繰り返しが山ほどある。
公式ドキュメントで 「同じチェックリストや手順を繰り返している時がSkillsを使うサイン」と書かれているのを読んで、これは経理の仕事にも当てはまると思った。
今日のまとめ——2週間目の僕が学んだこと
Skillsについて、今日公式ドキュメントで調べて分かったことをまとめる。
- SKILL.md というファイルで、Claudeに新しい技を仕込める仕組み
- デスクトップアプリでは
/キーか+→ Slash commands で呼び出せる - SKILLの本文は「使う時だけ」読み込まれる(公式原文より)
- 最初から
/simplify/batch/debug/loop/claude-apiなどの組み込みSkillsがある - 同じ手順を繰り返している時こそSkillsを使うサイン(公式記載)
正直に言うと、全部を理解した自信はまだ全然ない。
「フロントマターって何?」「プラグインって何?」と、次から次に分からない言葉が出てくる。
でも、2週間前は「Claude Codeって何?」のレベルだった僕が、今日こうして「Skillsというのはこういう機能だ」と自分の言葉で説明できている。
この「昨日より今日、ちょっとだけ分かった」の積み重ねが、40代のおっさんがAI時代を生き延びる唯一の道だと、僕は思っている。


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